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珍島イヤギ・・・イヤギってなあに?

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枸杞(クコ)の実

kukijya

枸杞(クコ)の実
珍島のおばさんがクコ畑で収穫をする。晩秋から初冬にかけての収穫は重労働だ。中腰の作業はすぐに腰が痛くなる。3時間手伝い1日寝込んでしまった・・ワ・タ・シ^^:

クコはナス科の灌木で、やわらかくて小さな葉が特徴。夏の終わりから秋にかけて、ナス色の小さな花が咲く。しかし、いちばん見分けやすいのは秋から冬で、赤くて小さなラクビーボールのような実がなる。

クコの花はいかにも華麗、純情といった感じで、小さくて小さい姿をしながら空にまばたく星のような形をしている。ナス科の植物だから、花の形はナスの花を小さくしたようで、色もナスの花のムラサキだ。そしてグミのような真紅の実がなる。びっしりと実がつくとその重みで枝が垂れる感じに見える。

枸杞の名の由来は枸(カラタチ)のようなトゲがあり、杞(コリヤナギ)のように枝がしなやかであることから枸杞と名付けられた。この実を乾燥させたものが枸杞子と呼ばれる。通常はお湯や水、又はお酒で戻してからサラダ・炒め物・スープ・お餅・デザート・お菓子などに使う。冷凍庫で保管すると長期保存できる。

【クコの韓方書の記録】
クコは不老長寿の妙草である。今から約1750年前、中国の後漢時代に書かれた「神農本草論」という本がある。これは韓方薬に関するの書籍の中で最も古いものだが、現代でも韓方薬の基本としているものである。
この本は人間が服用する薬の種類を1年365日と同じ365種類とし、その中で120種を上薬、120種を中薬、殘りの120種を下薬と区分している。
*上薬とは人間が軽身耐寿するのに服用し毒がなく長期間飮むほど良い。
*中薬は毒成分があるものもあり各自の体に合わせて服用すること、長期間の服用はひかえた方が良いもの。
*下薬は全てに毒があり、病いを治療するのに少量を服用すること。
などが記されており、この「神農本草論」によるとクコと高麗人参は上薬に屬し特にクコは上薬中の上薬とし、服用すればするほど身体に良いと記録されている。

韓国最高の韓医書である「東医宝鑑」は1613年に韓医師の許浚が書いたものである。
この医学書の内景篇、養生薬餌項にクコが記録されている。クコの根(地骨皮)は三精丸(長期服用すると身が軽くなり長寿する)の基本である。そして暑さ、寒さに耐える体質に変える。 <沃州(昔の珍島名)の魂より 発行:珍島文化院>

【クコの効果】
ベタイン・ゼアキサンチン・リノール酸の効果で血管の壁を丈夫にする。疲労回復・増血・解熱・視力回復・耳鳴り・腰痛・糖尿病・肥満防止など

【クコの食べ方】
◇葉を食べる :早朝クコの葉を7ー8枚食べる。食慾が出て神経を安定させる。

◇葉のジュース : 葉をミキサーでジュースをつくり飲む。

◇クコのご飯 : クコの葉の新芽だけ摘みお米といっよに炊く。

◇新芽のおひたし : ほうれんそうのおひたしと同じように新芽のおひたしをつくる。

◇クコ茶 : クコをきれいに洗い、フライパンで少し焦げるまで炒める。これを煎じて好みに合わせ砂糖やハチミツを入れ飲む。

◇クコの実酒の作り方:クコの実200g / 氷さとう200g / ホワイトリカー 1.8リットル (約2ヶ月間漬けておけばオーケー) 
 *毎日1杯をどうぞ


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